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【雑記】スタック再現環境でのスタック作成、保存

 先日、twitterアカウントに「スタック再現環境で、新規スタックの作成、保存はできるか」という趣旨のご質問を頂きました。

 答えは「できます」です。

 せっかくお問い合わせをいただきましたので、これを機に、スタック再現環境でのスタック作成・保存・公開などの方法や、スタック作成上の注意などを纏めて今後、別ブログ(ここはスタック紹介用なので)にアップしていきます。不具合や機能的に不十分な所もありますので、機能の対応状況や代替手段や不具合なども情報としてお知らせしておけば役に立つかと思います。新作スタックが作られ公開されるようなことがあれば望外の喜びです。

 別途、ちゃんとまとめ直しますが、取り急ぎご質問に答える意味で、スタックの作成・保存・インポートの方法を以下に記します。

 

スタック作成

 スタックの作成はHyperCardとほぼ同じです。
1.HyperCardを起動すると、Homeスタックが開きます。
2.Fileメニューから「New Stack...」を選択するとダイアログが表示されます。
3.「Card size」を確認・変更の上、「New Stack Name」フィールドにスタック名を入れて「New」ボタンを押します。そうすると新しいスタックが開きます。
4.Fileメニューから「Quit HyperCard」を選択するとFinderに戻ります。そうすると先に作成したスタックがFinder上に表示されます。

スタック保存
 作成したファイルはブラウザの領域に保存されています。デフォルトではSessionStorageに保存されますのでタブを閉じたり、ブラウザを終了させると消えてしまいます。なのでPCのローカルドライブへの保存の方法を記します。保存したファイルはwebサーバにアップすることで公開することができます。その方法はまた別途。
1.Finderのアップルメニューから「Export...」を選択します。そうすると「Exporter」という名前のウィンドウが開きます。
※アップルメニューは「」と表示されます。MacOSXではリンゴの形をしていますが、Windowsでは文字化けします。
2.セレクトボックスから保存するファイルを選択すると「File Download」というlinkがあらわれます。
3.上記linkを右クリックし「リンク先のファイルを別名でダウンロード...」(Safariの場合)を選択します。
4.ブラウザのファイルダイアログが開かれるので、任意の場所、名前で保存してください。
5.クローズボックスを押すと、「Exporter」は終了し、Finderに戻ります。


インポート
 保存したファイルはスタック再現環境にインポートできます。
1.Finderのアップルメニューから「Import...」を選択します。そうすると「Importer」という名前のウィンドウが開きます。
2.「ファイルを選択」ボタンを押します。そうするとブラウザのファイルダイアログが開かれるので、任意のファイルを選んでください。「(ファイル名) was imported successfully.」というメッセージが表示されます。
※ただし、ファイルがすでに存在していると失敗します。元のファイルをFinder上で名称変更するか、ゴミ箱にドラッグ&ドロップしてSpecialメニューから「Empty Trash」を選び消しておきましょう。
3.クローズボックスを押すと、「Importer」は終了し、Finderに戻ります。そうすると先にImportしたファイルがFinder上に表示されます。

追記:importerでファイルが取り込めないという不具合報告を頂きました。当該不具合のある方や、他の不具合のある方はコメントに情報を書き込み頂けますと幸いです。2017/6/22

追記:暫定対応しました。詳しくはこちらを参照下さい。2017/6/25