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HyperCardスタック「はいぱーかーどのやぼう」(2018年)紹介

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作品名:はいぱーかーどのやぼう
製作者:Play Boing
制作年:2018年

 

「ぐんまのやぼう」というゲームをご存知であろうか。

 

作者のHPによれば次のとおりです。

資源(ねぎ、こんにゃく、きゃべつ)を収穫して、G(GUNMA)を手に入れて、G(GUNMA)を消費して各都道府県を制圧し群馬県にしていくゲームです。とてもわかりやすいですね。
最終的にはあなたの故郷も群馬県です。やったね!

 ちなみにこんな画面です。

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 「ぐんまのやぼう」はスマホ向けのゲームで、私は普段ゲームをしない人間なのですが、2012年ころに話題になって、群馬県出身者としてはやらない訳にはいかない、とういことで一時期だいぶやっていました。最近「ぐんまのやぼう2017」というのがあることに気づき、いま、やっている最中なのですが、ゲーム自体はシンプルなものなので、ハイパーカードでもできそうだな、やったらどんなものができるだろうか、ということで作ってみた次第です。まぁ、お遊びです。

 

 自作のスタック紹介で恐縮ですが、基本的な仕様は「ぐんまのやぼう」をリスペクトした物なので、それなりのものになっていると思います。いきなり偽HyperCardで作るような無粋なことはせず、MacOS9上のHyperCardで作ったものをフォーマット変換したものなので、れっきとしたHyperCardスタック紹介です。

 

 当初はなるべく「ぐんまのやぼう」と同じものつくろうと思ってたのですが、「ねぎ」「こんにゃく」「きゃべつ」のアイコンを作ろうとしたところで面倒くさくなって、既存のアイコンでいいやということで考えていたら、「はいーぱーかーどのやぼう」という物ができあがった次第です。背景に拙い群馬県の図形が描かれているのは当初の名残です。「ひまつぶし」「すごろく」「がちゃ」などは実装していませんので、無効なボタンがありますが、有効にはなりません。これも当初の名残です。

 

 しかし、HyperCardの生産性の高さはやはり素晴らしいですね。基本的なゲーム機能をみたすところまで、へぼプログラマーの私ですら、ほんの数時間でできてしまいました。短時間でみるみるうちに形になっていくのが楽しくて、20年ぶりくらいにHyperCardで作る楽しさというものを味わいました。これを例えばjavascriptで1からつくろうと思ったら、気が遠くなりそうです。

 

 さて、ゲームの方ですが、「収穫」「制圧」を繰り返し、レベルを上げていくものです。

 群馬特産物の「ねぎ」「こんにゃく」「きゃべつ」の代わりに「ビル」「マック」「スタック」を収穫します。

 各都道府県の代わりに、各ソフトウェアを制圧します。今回は各種ウェブブラウザを取り揃えました。

 かつてビル・アトキンソンが「もし米サン・マイクロシステムズ社のようなネットワーク中心の文化で育っていたら、ハイパーカードが最初のウェブブラウザーになっていたかもしれない」と言ったそうです。なので、最初のウェブブラウザーになれなかった恨みを晴らすつもりでMosaicを始め各種ウェブブラウザを制圧してハイパーカードにしてしまいましょう。

 

 本物にくらべて初期の育成時間も短いし、レベルアップの条件も簡単にしたので、容易に制圧できると思います。ここでやってみて面白いと思ったら、ぜひ、本物を試してください。面白くないと思っても、ぜひ、本物を試してください。操作性も良いですしゲームバランスもさすがにプロの仕事。きっと面白いですよ。

 

公開期間は一ヶ月程度。

 
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